お客様との打ち合わせ -教えて!! その技術。

作業者目線の日誌

「お客様との打ち合わせ -雑談から出る一言、受けたらやめられないのです」に引き続き、打ち合わせ中の雑談から出る一言に、技術情報・ノウハウのご質問・情報提供要望があります。こういうのはお電話での問い合わせなんかでもたくさんあります。


例えば、御社で使っている設備の型番を教えて欲しい。異物除去装置のコア部分の写真が欲しい。どんな異物が捕捉されているのか見せて欲しい、流量と配管径と製品粘度と選択したポンプのこと全部教えて欲しい。。。などなど

こういう場合、問い合わせてくる相手方は技術職の方ではまずありません。
営業や調達や物流の方々、時には相手方の社長などお偉いさんのケースがほとんどです。
きっと質問される方は、“技術情報”という認識も無いまま(ときには知らないふりして。。)質問されてきているのでしょう。だから、余計に開示した場合に、その後の“情報の行方”が心配になる。今の時代はあっという間に情報拡散する可能性があるので特に写真や動画などをメールで送って、、などは要注意になります。

この情報漏洩防止のために、私たちがやっているのは、客先窓口の一本化です。
生産部やメンテナンスの部署も当然、取引先と情報交換を頻繁に打ち合わせしていますが、社内の写真や機密資料の開示には、客先窓口担当者経由で外部に出すことをルールとしています。
ここで窓口として適任なのが、サプライの上流下流の情報や、社内の情報に精通している品質保証担当者になるという訳です。

客先窓口担当者として一番恐いのは、前述した通り、その情報が会社の技術情報だとわかっていないこと
些細なことでも深掘りして「この情報はどんな情報なのか?」と深掘りして考えられれば、普段の品質保証としてのスキルアップにもつながるはずです。

情報をたくさん持ち、頭のなかでつながりを整理できるか!? 品質管理品質保証の担当者に求められるスキルです。

※ここでいう技術情報とはノウハウ・知的財産のことを指します。

お客様との打ち合わせ -気軽に受けてしまったら・・・ | ある品質管理責任者の日誌
お客様との打ち合わせ、打ち解け合ったその時間、笑いのおきるようなちょっとした雑談のなかで、ちいさな作業要望を冗談に交えて話し始める、よくある光景です。例えば、品質検査項目にうちのオリジナルの試験方法ひとつ追加してくれないか。表示はうちの現場がわかりやすく小数点2桁までの記載がいいなぁ。うちの製品ラベルにはこの内容でで項...

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